コネクティブライフデザイン

心の根っこから“ブレない軸”を持ち、自らがデザインする人生へ

心の不安から安心へ、正しい絶望から希望は生まれる

目次

  1. 今の時代
  2. 正しい絶望とは
  3. 愛そのものからの出発

1.今の時代

いままでの時代は、大人たちが作った世界。今はどんな時代なのでしょうか。そして、これから創る世界は、一人ひとりが観る認識能力にかかっています。

1920年から2045年人口ピラミッド

少子高齢化が進む日本、人口の推移はこのように変化すると予測されています。日本はさらに超高齢化社会となっていきます。逆ピラミッド現象が起こっている現代、私たちは何をかんがえ、どんな行動をしていく必要があるのでしょうか。

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出典:統計ダッシュボード 統計ダッシュボード - 人口ピラミッド

孤独の増加

家族構成
1920年 約5人前後
2010年 2.42人

国税調査における平均世帯人員の値の推移では、1920(大正9)年から1955(昭和30)年までの間では大きな変化はみられず、約5人前後で推移していた。しかし、昭和30年代になってから減少しはじめ、平成期に入ると3人を下回ってしまい、2010(平成22)年には2.42人となっている。平均世帯人員数でみる限り、半世紀の間にほぼ半減している。この家族規模の縮小が生じた要因としては、戦後の復興期からの産業化による被雇用者の増加、それに伴う労働者の地理的移動性の増大、大家族制から夫婦家族制への移行、そして近年では単身者世帯の増加が大きく影響している。

出典:はてなの解答 少子高齢社会

交流ができない

スキンシップを完全に排した場合、どのような人間が育つのか
心理学者ルネ・スピッツの恐怖の実験

第二次世界大戦後のスイスで実施した実験

戦争で孤児になった乳児55人に対し、日常の世話(食事や排泄など)はするものの、話しかけたり笑いかけたりするスキンシップを一切しないと、どのような人間が育つのか確認するというのが内容になります。

スキンシップのもたらす効果を検証するような実験が第2次世界大戦後のスイスで行なわれた。心理学者のルネ・スピッツは、戦争で孤児になった乳児55人を、最高の設備の施設に入れ、保母や看護婦が彼らの面倒をみる。という実験を行なった。ここで行なわれたことは、人工乳の保育と一切の皮膚接触がない場合、つまり人間的スキンシップが一切ない場合人間はどのように育つのかという実験だ。

その結果、27人が2年以内に死亡し、残った子供も17人が成人前に死んでしまい11人は成人後も生き続けたが、その多くには知的障害や情調障害が見られた。この実験は乳幼児にとっていかにスキンシップが重要かを示すものといえる。

出典: スキンシップを完全に排した場合、どのような人間が育つのか。心理学者ルネ・スピッツの恐怖の実験。 | Outward Matrix

「精神的な孤独」は多くの疾病の重要因子

日本では、「孤独」が「1人」や「自立」と混同され、美化されがちです。しかし、「つながりたいのにつながれない」「頼りになる人がいない」「支えてくれる人がいない」という「孤独」は精神疾患認知症、心臓病など多くの疾病を招く重要因子と捉えられ、海外では「現代の伝染病」と危惧されています。

出典:「話がしたい!」現代病「孤独」を乗り切る3工夫 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

ソーシャルアニマルである人間にはコミュニティが必要です。集団をつくりその中でアイデアを出し合い活かし合いながら社会を作り上げていく。技術が発展した現代、便利な世の中になった反面で、人とコミュニケーションを取らずに生活できるようにもなりました。持ちつ持たれつの社会から、個人でも生きていける環境となりました。ただ、その分、希薄は関係性に拍車をかけ、孤独な社会は急速に広がっています。

鬱、自殺の増加

生まれた時はハートの方が大きかったのに、脳で分ける2分法の社会によって、いつの間にかハートは小さくなり、物事をジャッジする解析の習慣を身に付けている。
この習慣のままでは、バランスは偏り世界は格差だけを生み出し続ける。だから、心から観る技術で安心安定も生み出すことが必要となる。

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2.正しい絶望とは

ところで、どちらの絶望がより絶望だと思いますか?

1.明日必ず死ぬこと
2.自分が何者かわからずに死ぬこと

実は、体験経験の絶望、自分が死んでしまうこと以上の正しい絶望は「自分が何者かわからない」ことなのです。

例え、体は消滅したとしても意識は残ります。そして死は、終わるイメージがありますが、そうではなく、はじまりと終わりを併せ持っているため、実は、死んでも問題解決はしないのです。

そして、生きて意識がある時に気が付き、「自分が何者なのか」というその概念を習慣化させる必要があります。形あるものは、死んでも持っていけませんが、どんな意識で死んでいくのかは、自分次第で持って行くことができるのです。

今のままの自分を生まれても死んでも繰り返す、その生き方をするのか。「自分が何者か」を悟り知って、意識のアップデートを行った状態で死んでいき、次の新しい生き方を選択できる状態になるのかは、全く次元の違う生き方ができるということです。

正しい絶望を理解することにより、脳で解析する分ける世界を超え、全ては繋がっているところからスタートを切ることができます。つまりバラバラな観点を統制するのではなく、シンプルからバラバラな観点を楽しむことができるようになります。

3.愛そのものからの出発

心はひとつであり、愛そのものであることがわかれば、私達は次にどんなときにも、その出発からスタートできる習慣を身につけることが必要です。

天才性の着火点である分岐点に立ち、それをわかった仲間とともに、この世界は、ゲームであり遊び感覚のお祭り感覚で、共創する社会をディファインし続けること。それが面白きなき世の中を面白きことにするはじまりとなります。

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